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音楽と私 Backnumber

「私の音楽履歴書」(第3回) 阿部美穂 さん
「私の音楽履歴書」(第2回) 阿部美穂 さん
「私の音楽履歴書」(第1回) 阿部美穂 さん
シャンソンの魅力にふれて  田辺慶一 さん
「アメリカンミュージックとともに」  ロイ 田沢 さん
「アロハに惚れて」  中野 彰 さん
演歌「夜空」からクラシックまで(その2)  坂井 誠 さん
演歌「夜空」からクラシックまで(その1)  坂井 誠 さん
「我が青春のビートルズ!」  峯岸雅広 さん
「ロックとの出会いと作曲」  吉乃黄櫻 さん
「オカリナの町ところざわ」を夢見て10年!  岡本詔一郎 さん
「クラシック」と「パッヘルベルのカノン」 中川 竜 さん
一本の電話とレクイエム  泉山 康 さん
「航空公園ジャズバンドの夢」 原宿眞智寿 さん
“ラヂヲ”から始まった音楽放浪記(第三部) 山田一雄 さん
“ラヂヲ”から始まった音楽放浪記(第二部) 山田一雄 さん
“ラヂヲ”から始まった音楽放浪記(第一部) 山田一雄 さん
「津軽三味線を生涯の友に」  畑中裕生 さん
「雨の日のビル・エヴァンス…」  須藤麻季 さん
「ブラームスと間奏曲」  中川奈緒美 さん
『とこぴあ』と私の還暦ピアノビギナー練習法        大勝こうじろう さん
「シャンソンとの出会い」  中條 進 さん

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私と音楽

音楽と私

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演歌「夜空」からクラシックまで(その3)  坂井 誠 さん

【 坂井 誠(さかい まこと)さんのブロフィール】
1966年東京都生まれ(ビートルズが来日した年)
所沢市育ち
所沢市内の小・中・高を卒業後、
早稲田大学政治経済学部に進学・卒業

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♪♪ 意外とみんなクラシックをやっていた ♪♪

 高校を卒業したものの、第一志望の早稲田大学に落ちてしまい、浪人生活を送っていたある日のこと。親友といってもいい女ともだちから、彼女のピアノのコンサートのお誘いがありました。
 その女友達は、女子プロレスラーとして一世を風靡した、クラッシュギャルズのライオネス飛鳥さん似(本人談。笑)で、剣道部の猛者で、強豪の埼玉栄の選手を打ち負かしてしまうほどでした。勉強もよく出来て、都内の名門女子大に現役で合格。文武両道を地で行ってました。彼女の大学時代のクラスメートには、のちにジャニーズの近藤真彦さんの奥様になられた美女もいたそうです。ご結婚されてから新居に遊びに行ったこともあるとのこと。
 そんな素敵なクラスメートがいたことを知らされたのは、近藤真彦さんとその女性がご結婚されたあとのことでした。合コンにすら連れてきてくれませんでしたよ。ミスキャンパスに選ばれたという女性も紹介してくれなかったし(怒、笑)。
 まぁ、そういった話は横に置いておきまして。その猛者がクラシックのピアノをやっていたのは驚きでした。ピアノと野獣w。ちなみに、ライオネス飛鳥さん似の風貌はダイエットに成功するとともに、徐々に知念里奈さん寄りになっていきまして、私の友人たちからもラブコールを受けるほどに綺麗になっていきました。
 クラシックをやってる人は魅力が内面から滲み出てくるといいますか。結局、彼女が選んだのはいけてる金融マン。彼女のご両親に非常に感謝されました。「坂井くん、本当にいい人を紹介してくれてありがとう!」と。
 また、ヤンキーだとばかり思っていた高校の同級生の女の子が、音大の声楽科で主にドイツリートを学んでいて、コンサートで聴かせてもらったりしました。大人になってからオーストリアの世界遺産で歌った話などを聞いてビックリしました。
 また、中学生の時のクラスメートで松田聖子さんに似てると評判だったヤンキーっぽい美少女も音大でピアノを勉強してウィーンに留学という驚きの進路。現地で風邪をひいた時に看病してくれた男性と結婚(ドラマにありがちな…w)。
 一番意外だったのは、身長182cm、体重110キロ(推定)の予備校時代に知り合った友人が、アメリカンフットボール部からの連日の勧誘を振り切りw、「早稲田大学ショパンの会」に入会して、太い指で鍵盤を叩いたり、クラシック談義に花を咲かせていたことです。彼とは仲がよかったので、私も授業の合間に8号館(法学部)にあったサークルのたまり場に行ったりしていました。

♪♪ 司法試験とクラシック ♪♪

 そうこうしているうちに就職活動の季節がやってきました。バブル時代だったこともあり、検察官不足が深刻であると雑誌に載ったりしていました。「司法試験受けてみようかと思うんだけど、どう思う?」とショパンの会の後輩に尋ねてみたりしました。すると、「今、ちょうど練習中の曲があるので先輩に聴いてもらいたい」との返事。
 その後輩の家のピアノの部屋に案内されて弾いてもらった曲がべートーヴェンのピアノソナタ「アパショナータ 熱情」。「先輩! 司法試験にチャレンジですよ! アパショナータですよ! 先輩なら絶対合格しますよ!」。
 というわけで、その気になり司法試験受験という、いばらの道へ。勉強すれども勉強すれどもドツボにはまるというか。下りのエスカレーターを全速力で駆け登っていく(by熊谷信太郎氏)というか(全然前に進まない、の意)。
 特に私はいわゆる予備校本ではなく基本書の類で勉強していたので、非常に効率が悪かったです。憲法が好きだったのも受験上は不利でした。憲法の基本書や参考書、50冊は読んだと思います。
 友人からは「学者になる試験じゃないし、もっとバランスとらないと。民法だよ、民法に時間割かなきゃ。それと、有力説好きも改めて、判例・通説に立たないと」とアドバイスされたりもしたのですが、どの説が正しいのかというスタンスで勉強していたので結局合格しませんでした。
 今でもべートーヴェンのピアノソナタ「熱情」の、特に第一楽章を聴くと、青春の光と影、甘酸っぱい恋物語がよみがえってきます。司法試験の道を選んだことに後悔はありません(本当はちょっと後悔しています。いや、かなりw)。

※桜の樹の下で写っている写真は、司法試験の勉強を始めたばかりの春の写真です。たばこを手にしていますが隔世の感です。現在は禁煙に成功しています。